利回り20%越え!?5年もかからずに投資を回収するトランクルーム投資

アパート経営より高利回り!?
今話題の“トランクルーム投資”に迫る!

気になるトランクルーム投資の「投資金額とリターン」

メリット2でもお伝えしましたが、オーナー様にとって最大の関心事である投資金額とそのリターンについて、例を参考にイニシャルコストと実質利回りをシュミレーションしてみましょう。

トランクルームのイニシャルコスト(20坪を想定)
項目
金額(税込み)
建物賃貸借契約関係費
24万円
パーティション設置工事
190万円(20坪×9.5万円/坪)
看板設置費
概算30万円
警備機器設置費
概算45万円
広告宣伝費
(折込チラシ、ポスティングなど。開業時)
30万円
合計319万円

まずはじめにイニシャルコストから見ていきましょう。上記の表では20坪の土地に、トランクルームを設置するケースを想定しています。パーティションの設置工事や看板の設置費などを含めて、合計319万円がイニシャルコストとして発生します。

トランクルームの実質利回り(%)
計算式:(年間賃料収入-年間支出×稼働率)÷(初期費用)
初期費用
319万円
年間賃料収入
144万円
年間諸経費(家賃+管理費)
57万6千円
稼働率
80%
なんと 21.6%!

※当該数値はあくまでもシミュレーションであり、将来の成果を約束するものではありません。

そして次に、その20坪の土地に319万円のイニシャルコストをかけて設置したトランクルームの実質利回りのシュミレーションです。ここではトランクルームの年間賃料収入が144万円(月12万円)と仮定します。

年間諸経費は家賃と運営会社に支払う管理費で、賃料収入の40%の経費が相場だとされています。また稼働率は、80%くらいに落ち着くのが一般的です。

以上の仮定を基に実質利回りを計算すると、なんと21.6%もの高利回りが実現します。マンションやアパート投資など、一般的な不動産投資の利回りは8%程度と言われているなか、トランクルーム投資の21.6%という数字の高さが、いかに際立っているかが分かります。

このペースですと、319万円のイニシャルコストは5年もかからずに回収することができます。またイニシャルコストは物件規模の大小によって変化してきます。規模の大きな物件に投資すれば、イニシャルコストの比率をさらに抑えることも可能で、さらなる利回りのアップが期待できます。

これからますます追い風になるトランクルーム市場

日本のトランクルームの歴史は意外に古く、1970年代にまで遡ります。地道に規模を拡大し続けてきたトランクルームは、2000年前後にトランクルーム事業者が相次いで設立されたことをきっかけに一気に拡大しました。

2015年の収納サービス(レンタル収納・コンテナ収納・トランクルーム)市場の規模は前年比8%増の603.4億円。2016年は前年度比8.2%増の652.6億円と予想されています(矢野経済研究所の「収納ビジネス市場に関する調査結果2016」)。東京オリンピックが開催される2020年には740億円、そして2027年には1,000億円市場になるという予想もあります。

冒頭でもお伝えしましたが、アパートやマンションが供給過多や人口減少の影響から空き室が目立ち始めている現在では、拡大し続けるトランクルーム市場の成功はまばゆい輝きを放っています。

一般の人への認知度向上が普及のカギ

このトランクルーム市場の拡大背景には何があるのでしょうか? その答えはどうやら「認知の向上」にありそうです。トランクルーム業者が人口の多い都市部を中心に出店攻勢をかけたことから、一般の方がトランクルームを目にする機会が増えてきました。今や街角の省スペースにコンテナが設置されていたり、働いているオフィスビルのワンフロアにトランクルームのスペースが確保されているケースは決して珍しくなくなってきました。

トランクルームの利用者である一般の方の目に触れる機会が増え、認知度が向上したことで「便利そうだし使ってみようかな」という消費マインドが刺激されているようです。

またメディアで注目されブームとなった「断捨離」や、“こんまり”こと片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんの著書「人生がときめく片づけの魔法(サンマーク出版)」のヒットなども影響しているのかもしれません。室内やオフィス内を片づけてスッキリさせたいけれど、思い出の品や重要書類はなかなか捨てられない―――、そこで「トランクルームに預けておこう!」という意識が芽生え始めたことも、利用者の増加につながっているのかもしれません。

東日本大震災以降は、地震や災害に備えて家財道具をトランクルームに移動させる「リスク分散」としての利用も目立ちます。

まさに今が投資を始めるベストタイミング!

着々と市場規模を拡大させているトランクルーム投資は、まさに今が上り調子で追い風が吹いています。投資に踏み切るのなら今がベストタイミングです。

アパート経営でいつ来るのかも分からない入居者をジッと待ち続けるよりも、勢いのあるトランクルームに積極的に投資して、攻勢をかけるのもよいでしょう。